双極性障害ってなに?
双極性障害は、同じ人なのに、まるで別の自分が登場してしまう脳の病気です。ある時はエネルギッシュで何でもできそうな自分(躁)、ある時は重たい気持ちに沈み込んで動けない自分(うつ)。
まるで「心の舞台で主役が入れ替わる」みたいに、切り替わってしまいます。
例えば普段は「旅行に行けたらいいな」と思っているくらいなのが、躁状態だと「来週、世界一周に出る!インバウンドのビジネスも始める!」と宣言してしまい、航空券を購入してしまったりするんです。
一方で、ポジティブな一面も。
辛い部分は確かにあるけど、その分エネルギッシュだったり、クリエイティブな力を持つ人も少なくないです。歴史上の作家や音楽家、芸術家にも双極性障害」の人がたくさんいます。
要するに、
「ただの病気」じゃなくて、強烈な個性(別の自分)と共に生きること、それが双極性障害なんだと思っています。
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双極症I型ってなに?
双極性障害にはいくつかタイプがありますが、その中でも I型 は「躁状態」がとても強く出るタイプです。「うつ」もありますが、とくに躁が激しいのが特徴。
躁状態がどんな感じか?
I型の躁は、ただの「テンション高め」ではありません。
・ほとんど寝ないのに元気いっぱい
・しゃべり続けて止まらない
・自分は特別な力を持っている、と感じる
・計画がどんどん膨らんで実現可能か考えない
・お金を使いすぎる
・トラブルを起こす
周りからすると「別人になったみたい」と思えるくらい強烈です。本人もその時は主役が切り替わっていて、自分ではすでに自分をコントールできません。
うつ状態もやってくる。
I型は躁のインパクトが大きいですが、その後に深いうつ状態がやってきます。
・動けない
・気分が重い
・罪悪感に押しつぶされる
・躁でやらかした後にうつがくると、「なんであんなこと言ったんだ」「自分じゃない」と苦しむこともあります。
詳しくは Wikipedia で!