テレビドラマと双極性障害 

 
 
 
―日本と海外で見える“描き方”のちがいとおすすめ作品―
双極性障害(躁うつ病)をテーマにしたテレビドラマや映画を見ていると、「病気そのもののリアルさ」だけじゃなく、国ごとに描き方の違いがあることに気づきます。
 
ドラマや映画を通じて双極性障害のリアルを知ると、「病気を持ちながらも自分らしく生きる」という姿がもっと自然に受け止められるようになるはず。作品を楽しみながら、ちょっとだけ“社会の見方”を広げてみるのもいいかもしれませんね。
 
 

日本のドラマは「人とのつながり」がカギ

日本の作品では、病気をどうやって受け入れ、周りの人と一緒に生きていくかが大きなテーマ。
 

 

Shrink ― 精神科医ヨワイ ―
(NHK、2024)

 
精神科医と患者のやりとりの中で、双極性障害のリアルな症状や、支え合う大切さが浮き彫りに。
 
詳しくは NHK で!
 
 
 

 

生きてるだけで、愛。
(映画、2018)

 
恋人との関係を通して、「理解されたいけど、うまくいかない」葛藤と、その中での救いが描かれています。
 
詳しくは Wikipedia で!
 
 
 

日本の作品は、人間関係の中で「支えられることで自分を取り戻す物語」が多い印象です。

 
 

海外ドラマは「役割」と「自己実現」

一方で、海外の作品は「病気があっても役割を果たす」ことに重きが置かれています。社会の中でどう自分らしく生きるか、仕事や創作活動など“役割”を続けることが回復の軸になるんですね。
 

 

Homeland
(アメリカ)

 
CIAエージェントのキャリーは双極性障害を抱えながら任務を続ける。病気と職業責任の板挟みがリアル。
 
詳しくは Wikipediaで!
 
 
 

 

Silver Linings Playbook

世界にひとつのプレイブック

(映画、2012/アメリカ)

 
精神科から戻った主人公が、ダンスを通して新しいつながりを見つけていくストーリー。病気を抱えながらも「社会参加」する姿が印象的。
 
詳しくは Wikipedia で!
 
 
 

 

Infinitely Polar Bear

それでも、やっぱりパパが好き!

(映画、2014/アメリカ)

 
父親が双極性障害を持ちつつ、子育てを担う日常ドラマ。家族の理解と“父親という役割”が支えになる。
 
詳しくは ソニー・ピクチャーズ で!